
大規模農業の現場で磨く技術と経験
農業課Y.T

苗を育てる責任とやりがい
私は育苗管理を中心に担当しています。加えて、ドローンによる除草剤散布や夏場の草刈りなど、さまざまな業務にも携わっています。今は田植えの真っ最中ですが、田植え機の故障なども重なり、例年以上に慌ただしい春となりました。人手がもう少しあれば…と感じる場面もありましたが、その分、一つひとつの仕事に責任を持って取り組んでいます。
今年は健苗ローラーを積極的に活用したことで、根張りが良く、田植え機にセットした際にも崩れにくい丈夫な良い苗を育てることができたと感じています。約3万3,000枚の苗箱を管理していますが、毎日手入れを続けた苗が順調に捌けていき、ハウスが空いていく様子を見ると、大きな達成感を覚えます。朝は30棟の育苗ハウスへの潅水作業で特に忙しい時間帯です。苗の生育を左右する重要な作業なので、毎日気を抜くことはできません。

大潟村で学ぶ大規模農業
私の実家は新潟で農業を営んでいます。しかし、将来的に家業を継ぐ前に、まずは外の世界で農業経営を学びたいと思い、大潟村を選びました。実際に働いてみて最も驚いたのは、田んぼの規模です。新潟とは比べものにならないほど広大な圃場が整然と区画整備されており、その中で効率的に作業が進められていることに大きな衝撃を受けました。
将来的には新潟に戻り、父の後を継ぎながら6次産業化にも取り組み、自ら会社を経営できる農業者になることが私の夢です。その目標に向かって、これからも一つひとつの経験を大切に積み重ねていきたいと思います。
技術を磨き、さらなる成長へ
私も4年目となり、育苗管理はある程度任せてもらえるようになりました。今年からはドローン操作も担当し、繰り返し経験を積む中で、自身の成長を実感しています。
今後の目標は、まず育苗管理を完璧に成功させることです。今年は風焼けの影響で一部の苗を枯らしてしまった反省もあり、すべての苗を無事に田んぼへ送り出せるような管理を目指しています。そしてもう一つは、すべての農業機械を扱えるようになることです。今後は稲刈り後の乾燥調整など、さらに知識と技術を身につけていきたいと考えています。

人とのつながりが支える農業の魅力
今年は新卒の後輩が農業課に配属されました。一緒に仕事をしながら成長していく姿を見ることを楽しみにしています。
こまち協会には優しく丁寧に指導してくださる方が多く、これから農業を志す方にとっても非常に働きやすい環境だと思います。秋田県は人口減少という課題を抱えていますが、農業や食品産業を通じて地域を盛り上げ、こまち協会の一員として秋田県全体の活性化に貢献していきたいと思っています。